目次
はじめに
投資を成功させるためには「メンタルの安定」が非常に重要です。投資を始めた方や、利益を増やしたいと考えている方の中には、技術や知識があってもメンタルが安定せずに、思うような結果が出せないと感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、投資に必要な「メンタル」を鍛えるための3つの具体的な方法を紹介します。難しいことをする必要はありませんが、これらを意識するだけで、投資判断が安定し、結果も変わってくるかもしれません。それでは、まず投資においてなぜメンタルの安定が重要かを解説していきます。
投資にメンタルの安定が重要な理由
投資を行う際、メンタルの安定は判断力を支える大きな柱となります。損益が出たときの行動は、特にメンタルの影響を受けやすいものです。メンタルができていないと、冷静さを失い、思わぬ失敗に繋がります。
メンタルが安定していない場合の典型的な行動
- 含み損が出たとき
- 損失が出ている状態(含み損)では、判断が難しくなります。すぐに損切りをするか、あるいはそのまま耐え続けるかの選択が迫られます。
- メンタルが弱いと、損切りをすべき水準に達していない段階で、少しの価格変動で慌てて売ってしまうことがあります。
- また、含み損が出たときに「耐えよう」と決断しても、大きな損失が出ると「やっぱり売るべきだった」と冷静さを失い、大損で売却することもあります。
- 含み益が出たとき
- 利益が出ているときは、通常は利益を伸ばすことが理想的ですが、メンタルが不安定だと「利益が減るかも」と考え、早く売却してしまいがちです。
- 含み益が出て一度は上がった価格が下がり始めると、焦って迷い、結果として下がりきったところで利益確定してしまう。
このように、メンタルが不安定な状態では、取引のたびに感情に振り回されてしまい、結果として冷静な判断ができなくなります。投資を長く続け、安定的な成果を得るためには、安定したメンタルが欠かせません。
具体的なメンタルを獲得する方法
ここからは、投資においてメンタルを強くするための具体的な方法を紹介します。どれも難しいことではなく、これらのポイントを意識するだけでメンタルが安定し、冷静な投資判断が可能になります。
1. 余裕資金を使う
最初に大切なのは、余裕資金で投資を行うことです。たとえば、1000万円の貯金があるとしても、その全額を投資に回すのは避けましょう。貯金には、生活費や将来必要となる資金など、人生設計において重要な役割を果たすお金が含まれています。
もし全額を投資に使ってしまうと、損失が発生したときに不安に駆られて冷静さを失う可能性があります。また、儲けが出たとしても「利益が減ってしまうのでは」という恐怖から、早く利益を確定してしまい、思うように資産を増やせません。
余裕資金を使うメリット
- 冷静さを保てる:生活に支障がない範囲の資金を使うことで、損益が出ても余裕を持って判断できます。
- 損切りや利益確定のタイミングを慎重に見極められる:過度な損切りや早すぎる利益確定を防ぎ、冷静な判断を続けやすくなります。
2. 銘柄に根拠と応援の気持ちを見出す
二つ目の方法は、投資する銘柄に対して根拠と応援の気持ちを持つことです。なんとなく買った銘柄やよくわからない会社に投資していると、少しの値動きで不安が生まれ、含み損が出たらすぐに損切りしてしまいがちです。反対に利益が出ても、「今のうちに確定しよう」と早く売却してしまうことも多いでしょう。
そのため、銘柄を選ぶときには、まず企業や業界をしっかりと調べ、「この企業は成長する」「この業界には将来性がある」という自分なりの根拠を持つことが大切です。
また、自分が応援したい企業や好きな業界に関連する銘柄を選ぶこともおすすめです。趣味や興味のある分野に投資することで、その企業を応援する気持ちが生まれ、含み損や含み益の状況でも冷静に構えやすくなります。
銘柄に根拠と応援の気持ちを見出すメリット
- 冷静さを保てる:好きな業界や企業であれば、少しの値動きにも動じずに持ち続けやすい。
- 長期的な視点で構えやすい:自分の分析に基づいた投資なら、成長を期待して長く保有しやすい。
3. 資産運用としての視点を持つ
最後に、投資を資産運用としての視点で行うことが重要です。中には貯金をすべて投資に回してしまったり、借金してまで投資する方もいますが、そうした投資方法がうまくいくことは稀です。投資は「資産の分散」「資産運用」の一環として行うべきものです。
また、投資をギャンブルのように捉えないことも重要です。短期トレードやデイトレードに依存し、取引自体が目的化してしまうと、冷静な判断ができなくなります。投資は「資産運用の一部であり、資産全体を安定的に成長させるためのもの」という意識を持つことが、長期的な成功に繋がります。
資産運用としての視点を持つメリット
- 短期の値動きに惑わされない:ギャンブル的なトレードではなく、長期的な利益を重視した冷静な判断ができる。
- リスクを分散し、安定的な資産形成が可能:資産運用の一環と考えることで、急激な値動きへの不安が軽減されます。
まとめ
投資メンタルを強くするためには、「余裕資金で投資する」「投資する銘柄に根拠と応援の気持ちを持つ」「資産運用として投資を捉える」という3つの方法が効果的です。これらのポイントを意識することで、感情に振り回されず冷静な投資判断ができるようになります。
投資は確かに技術が重要ですが、メンタルが安定していることでその技術も活かされます。投資メンタルを鍛え、安定的な資産形成を目指していきましょう。
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