目次
1. はじめに
株式投資で成功している人には、どんな特徴があるのでしょうか?
「株で儲けたい」と思っていても、なかなか上手くいかないと感じている方も多いはずです。
実は、株で儲ける人には共通する特徴があります。
その特徴を知り、自分の投資スタイルに取り入れることで、成功への近道を掴むことができるかもしれません。
この記事では、「株で儲ける人の特徴」を5つに分けて具体的に解説します。
さらに記事の後半では、成功するためのルール作りの具体例をわかりやすく解説しますので、ぜひ読み進めてください。
2. 株で儲ける人の特徴とは?
株式投資で成功する人たちは、次の5つの特徴を持っています:
- 感情に流されない
- 長期的な視点を持っている
- リスク管理を重視する
- 常に分析を続けている
- 明確なルールを持ち、それを厳守している
以下、これらの特徴を1つずつ詳しく解説していきます。さらに、記事の後半では、成功するためのルール作りの具体例も解説します。
3. 株で儲ける人に共通する5つの特徴
1. 感情に流されない
株で儲ける人の最大の特徴は、どんな状況でも冷静さを保つことです。
市場が動揺する局面でも計画通りに行動し、感情的な判断を排除します。
- 冷静さを保つ行動
- 損切りラインや利益確定ラインを事前に設定し、相場に振り回されない。
- 1日の勝敗にこだわらず、トータルの結果を重視する。
2. 長期的な視点を持っている
短期的な利益や損失に一喜一憂せず、長期的な収支を重視するのが特徴です。
- 長期での成長を見据える
一時的な株価の上下ではなく、企業そのものの成長性や将来性を見極めて投資します。 - 年間収支を重視
1日単位や1週間単位の結果ではなく、年間を通じた利益を目標に取引を続けます。
3. リスク管理を重視する
リターンばかりを追求する人が損をする一方で、儲ける人はリスク管理を最重要視しています。
- 資金管理を徹底する
貯金全額を投資に回さず、余裕資金で運用を行います。これにより、大きな損失が発生しても生活に支障をきたさず、冷静さを保てます。 - 損切りラインを設定する
一定の損失が出た場合には潔く手放すことで、それ以上の損失を防ぎます。
4. 常に分析を続けている
成功する投資家は、過去の取引を振り返り、次に活かす努力を続けています。
- 取引に根拠を持つ
なぜその銘柄を選び、どのタイミングで取引したのかを明確に説明できることが重要です。 - 失敗の原因を分析する
どのような判断ミスがあったのかを振り返り、同じ過ちを繰り返さない工夫をします。
5. 明確なルールを持ち、それを厳守している
株で儲ける人たちは、取引における明確なルールを持っています。
- ルールがあることで感情に左右されず、一貫性を持った取引が可能になります。
- 自分の性格や資金状況に合わせたルールを作り、厳守することが成功のカギです。
▽次に、このルールをどのように作り、運用するのかを具体的に解説します。
4. 成功するためのルール作りの具体例
ここからは具体的な取引ルールの一例を紹介します。金額や手法、リスク管理は人それぞれ異なりますが、あくまで一例として参考にしてください。
1. 購入ルールの設定
購入ルールを設けることで、無計画な取引を防ぎ、リスクを抑えることができます。
- 大型株(日経225組み入れ銘柄など)
- 購入総額の上限:100万円以下
- 1銘柄あたりの株数上限:500株以下
- 小型株(値動きの激しい銘柄)
- 購入総額の上限:20万円以下
- 1銘柄あたりの株数上限:300株以下
このルールにより、一つの銘柄に資金を集中させるリスクを軽減し、分散投資の基本を守ることができます。
2. 損切りラインと利益確定ラインの設定
損切りと利益確定の基準を事前に設定することで、感情的な判断を排除します。
- 大型株の場合
- 損切りライン:マイナス2%
- 利益確定ライン:プラス5%
- 小型株の場合
- 損切りライン:マイナス5%
- 利益確定ライン:プラス10%
これらを購入時に明確に設定し、注文時に入力しておくことで、急な相場変動にも冷静に対応できます。
3. 前場終了時点での取引終了基準
デイトレードでは、利益が出ても損失が出ても、その日の取引を終了させる基準を設けることが重要です。以下はその具体例です。
- 取引終了の基準
- 前場終了時点で、5万円以上の利益または5万円以上の損失が確定した場合、その日の新規取引を終了します。
このルールを守ることで、感情に流されて「もっと儲けたい」「損を取り返したい」といった衝動的な取引を防ぎます。
さらに、前場終了時点で取引を終了しても、複数の銘柄を保有している場合、未決済のポジションが残ることがあります。このような場合にどう対応すべきかについて、以下に解説します。
4. 未決済ポジションの処理方法
前場終了時点で5万円以上の利益または損失が確定しても、複数の銘柄を取引している場合には、未決済のポジションが残る可能性があります。
例えば、利益を確定した銘柄以外に、まだ含み益や含み損を抱えた銘柄がある場合、その処理方法が必要になります。この場合の対応は次の通りです:
- 相殺可能な場合は即座に決済
- 含み益と含み損を相殺し、損益が±0以上になる場合、その場で全てのポジションを決済します。
- 相殺が不可能な場合は設定ラインに従う
- 設定した損切りラインまたは利益確定ラインに従い、後場まで保有を続けます。
- 後場終了時点で全て決済
- 後場終了時点で未決済のポジションが残っている場合、基準に達していなくても全て売却し、翌日に持ち越さないルールを徹底します。
これにより、翌日の相場変動によるリスクを最小限に抑え、感情的な取引を避けることができます。
冒頭でも書きましたが、これらはあくまで一例であり、人によってルールは異なります。もちろん金額も異なります。中には、銘柄選びやテクニカル分析を重視した具体的な手法を設定する人もいるでしょう。ただ、ここでお伝えしたいのは、感情に流されず、自分を律するルールを作る重要性です。
▽以下の書籍はメンタルの重要性、ルールの重要性を詳しく書いているのでおすすめです。
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5. まとめ
株式投資で成功するためには、自分自身を律するルールを設けることが不可欠です。
私たちが日常生活でルールを守る背景には、法律という強制力が存在します。同様に、投資でも「自分を律するルール」が必要です。
これが、「持ち越さない」「感情的な取引をしない」といった規定を確実に実行できる仕組みとして機能します。冷静さと一貫性を保ち、計画的に取引を行うことで、安定した成果を追求してください!
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