目次
はじめに
今日は「株式投資に必要なメンタル」について詳しく説明します。この内容を守れないと、早かれ遅かれ大損し、株式投資家の世界から退場する可能性が高いです。ぜひ最後までお付き合いください。
損小利大の遂行
まず最も重要なのは、損小利大の遂行です。これは簡単に言えば、損失は小さく、利益は大きくするということです。しかし、これは人間の欲望や本能に逆らう行為なので最も難しいとされています。
損小利大の原則は、目の前の利益を確定し、損失はできるだけ抑えるということです。しかし、多くの人はこれができません。なぜなら、人間は評価損益に対して強い感情を持ちます。例えば、1万円の含み益を持っているとき、もう少し待てば2万円になるかもしれないという期待があり、逆に損失になるかもしれないという恐れもあります。この不確実性が心地よくないため、早めに利益を確定してしまうことが多いのです。
逆に、損失が出ている場合は、損失を確定する痛みを避けるために、損切りを先延ばしにする傾向があります。こうして損失が膨らむことが多いのです。
感情のコントロール
次に重要なのは感情のコントロールです。感情のコントロールができない人はいずれ大損します。例えば、大きな損失を出した後に、その損失を取り返そうと無謀なトレードに走ることがあります。このような行動はリスクをさらに増大させます。
また、損失が続くと、投資家は「ヤレヤレ売り」と呼ばれる行動を取ります。これは、長期間塩漬けにした株がようやく回復したときに売却することです。しかし、このような売却は本来の投資目的を逸脱し、無意味な結果を生むことが多いです。ようやく株価が戻ってきたのにそこで売るということは、さっさと損切りをしておいて、その期間別の株を運用できたのですから、自分のお金の流動性という観点からもデメリットしかありません。精神的にも良くないです。毎日損失に怯えるのは非常にストレスフルです。
心の余裕を持つ
株式投資において心の余裕を持つことは非常に重要です。例えば、100万円しかない人が30万円の損失を出すと、大きな心理的ダメージを受けます。このような状況では、冷静な判断ができず、さらなる損失を招く可能性が高いです。
お金の余裕がないと、リスクのあるトレードで大きな損失を出した際に、その損失を取り返そうとさらにリスクを取ることになります。これは人間誰しも起こり得ることです。
株式投資の正しい理解
株式投資は、小額から始めて短期間で資産を倍にするものではありません。ある程度まとまった資金を持った人が、現金の代わりに成長の可能性のある企業に投じ、年間で5%から10%の利益を得るというイメージです。こうした投資は、長期的に見て安定した成長を目指すものです。
デイトレードのようなスタイルはギャンブルに近く、企業の業績とは関係なく、需要と供給だけで動いているにすぎません。長期的な視野を持ち、安定した成長を目指す投資が重要です。
おすすめの投資方法
初心者が小額で株式投資をしても、大きな利益を出すことは難しいです。おすすめするのは、投資信託などを利用して幅広い銘柄に定期的に積み立てる方法です。例えば、米国株の積み立て投資です。
S&P500に投資することで、アメリカの超優良企業500社に分散投資ができます。定期的に積み立てることで、株価の暴落時にも割安で買うことができ、長期的な利益を見込むことができます。アメリカ経済が成長する限り、この方法は効果的です。
投資信託には日本株や全世界を対象にしたものもあります。自分に合った投資信託を選び、定期的に積み立てていくことで、長期的な資産形成が可能です。
まとめ
株式投資にはメンタルが非常に重要です。適切なメンタルを持ち、感情をコントロールし、リスク管理を徹底することで、長期的に安定した利益を得ることができます。初心者には投資信託を利用した定期的な積み立て投資をおすすめします。
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